退職するとき、会社にどのように伝えるべきか悩むと思います。
できれば退職日まで、穏やかに過ごしたいですよね。
私自身、新卒で入社して3年勤めた会社を円満退職した経験があるので、その時どうしたかをお伝えします。
辞める理由を明確にする
会社を辞める理由は色々あると思いますが、会社の人から尋ねられたときに答えられるように、まずは自分の中で整理する必要があります。
まずは正直な理由を洗い出してみましょう。
私の場合は以下の2点です。
- 残業が多くてしんどい
- 転勤が嫌
細かいものを含めると辞めたい理由はいくらでもあるのですが、メインの理由を整理します。
これをそのまま伝えると角が立つので、いい感じに言い換えます!
- ライフワークバランスを大事にしたい
- 家庭の事情があるので、地元で働きたい
どうでしょうか。内容は同じでも、受け手の印象は変わってくると思います。
100%嘘の理由はバレやすく、逆に不信感をもたれてしまうので、正直ベースな理由をマイルドに伝える方法がベターだと思います。
退職を会社に伝えるタイミング
退職の旨を伝えるタイミングですが、最終出勤日の1ヶ月前を目安に直属の上司に辞める旨を伝えましょう。
例えば、1ヶ月分の有給を消化して辞めたいと考えている場合は、2月28日を最終出勤日として、その後有休を取って3月31日を退職日とするので、伝える時期は1月下旬あたりということになります。
伝える相手は直属の上司にしましょう。その上の幹部社員に伝えてしまうと、直属の上司の立場がなくなってしまうので、辞めるまでの間気まずくなってしまうかもしれません。
あらかじめ上司にアポを取って、会議室など2人きりになれるスペースを事前に確保しておきます。
上司に伝える内容
上司に退職は、会社を辞めること、最終出勤日と退職日の希望日を伝えましょう。
転職先の入社日が決まっている場合は、退職日の調整が難しいですが、上司からの立場すると後任の確保などがありその場での承諾は難しいと思います。
退職は確定事項で、最終出勤日や退職日は難しければ調整する(転職先に掛け合う)、といった伝え方が良いかと思います。
退職日が決まったら
退職日が決まったら、上司以外のお世話になっている人にも退職の旨を伝える必要があります。
まずはチームの人など、一緒に仕事をしている人から伝えます。仕事の引き継ぎもあるでしょうから、そこもスムーズにいくようにしましょう。
同時に会社のルールに則って、退職の手続きを進めていきましょう。色々な手続きが発生するので、漏れがないように不明点は人事に確認しましょう。
その後は、他にお世話になった人にも辞める旨を伝えましょう。基本はメールやチャット、特にお世話になった人には直接電話しても良いでしょう。
もし引き留めがあったら
上司に辞めることを伝えた場合、引き留めに合うかもしれません。引き留めにあっても丁寧に断るようにしましょう。
私の場合、後日さらに上の幹部社員から面談があり、希望の勤務地にすぐに異動させてあげると引き留められました。
仮に一時的に地元に帰れても、その幹部社員たちが異動になってしまえば、その約束自体効力を失ってしまい、またいつ異動させられてしまうか分からないと思ったので、丁重にお断りしました。
引き留めで退職を取り消しても、出世や昇進コースは難しくなるし、気まずいというのもあるので、残る選択肢はおすすめしません。
まとめ
上記の方法を実践して、スムーズに退職し、次の会社に入社することが出来ました。
最終出勤日まで気まずくなることはなく、なんなら送別会も開催してもらい、円満に退社することが出来ました。
ポイントは正直ベースの理由を伝えることです。転職する場合、転職先の環境と退社理由に矛盾がある場合、回答に困ることがあると思うので、転職活動の時点で退職理由を整理しておくことが大事だと思います。
あとは退職の理由だけではなく、会社にいて良かったことも伝えるようにしましょう。まともな会社であれば、大きなトラブルになることはないでしょう。
この記事が退職する方々の助けになれば幸いです。
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