修士論文が中々進まず、卒業できるのか?と悩んでいる大学院生は多いと思います。
かつての私は適当な修士論文を書いていましたが、何とか卒業できました。
本記事では私の実体験を元に、質の低い修論でも大学院を卒業するためのアドバイスを書いているので、参考にしてみてください。
先輩の修士論文を参考にする
研究室の過去の先輩たちの修士論文を参考にしましょう。
修論のテーマが全くの新規である場合はほぼなく、先輩方の先行研究の引き継ぎである場合が多いです。その先輩もさらに先輩の研究を引き継いでいるはずなので、複数の論文を参考にできます。
研究結果は新規性やオリジナリティが必要ですが、研究に入るまでの前段は似たようなものになるので、参考にしていきましょう。
※コピペはしないように注意しましょう!
また研究テーマが違う先輩の修論でも、これぐらい書けば合格するんだな、と目安になるので、どんどん参考にしていきましょう。
教授からの印象を大切にする
修士論文は基本的に研究室の教授が主査なので、研究室の教授が問題ないと判断していれば大丈夫です。
つまり、教授のさじ加減で修論の合否が決まってしまうので、教授からの印象がとても大事になります。
教授も色々な人がいるので一概には言えませんが、ちゃんと真面目にやっていれば、研究結果がゴミでも許してくれる人が多いです。中には容赦なく不合格にする教授もいると聞きますが、過去の先輩たちの大半が卒業できているような研究室であれば、大丈夫だと言えます。
教授も一人の人間です。教授の立場として、自分の研究室から不合格者を出したくないと考えています。逆に、普段理由もなくサボっているような生徒は、助ける気持ちにもならないでしょう。
研究が思うように進んでいなくても、真面目に取り組んで正直に進捗を報告するなど、頑張っている姿を見せることで、修論の中身が良くなくても、卒業だけは勝ち取るようにしましょう。
研究内容を相談できる人を作る
一人で研究を進めていくのは正直厳しいです。
私の場合は教授の指導が全くなかったので、博士課程の先輩に基本的な研究の進め方だけ教えてもらいました。
それ以降は一人で取り組んでいたので、最終的に研究結果はボロボロでしたが、先輩のおかげで見た目はそれっぽい論文に仕上がりました。
研究の進め方は基本的に教授が指導するものですが、教授の指導が見込めない場合は、准教授や助教授、博士課程の先輩など、誰かに相談しましょう。
相談できる人がいるだけで、精神的にも救われる部分があるので、色々一人で抱え込まないようにしましょう。
修論発表がボロクソでも卒業は可能
前述していますが、私は研究結果がボロボロでした。当然、修論発表の場では質疑応答でボロクソに言われました。
しかし、既に修論をちゃんと提出しており、発表まで漕ぎ着けている状態であれば、発表でボロクソでも卒業はできます。(ただし、発表準備はしっかりして、体裁だけは整えて臨みましょう。)
修論発表は気にせず、まずは論文を完成させることに専念しましょう。
提出期限は守る
当たり前ですが、論文の提出期限は守りましょう。
これは論文の出来にかかわらず、提出が遅れると論文が認められない可能性が高いです。
しかも論文の中身までめちゃくちゃだと、論文を判断する教授たちの印象は悪くなり、単位が認められない可能性が一層高くなります。
修論の中身が悪いからこそ、他の場所でマイナスポイントとならないように、提出期限は絶対に守りましょう。
大学院卒業に単位は取得する
こちらも当たり前の事ですが、卒業の単位数が足りていないと卒業できません。
大前提として一番大変なのは修士論文の単位ですが、授業の単位も必要になります。
大学の授業単位取得よりは難易度が低いので、1年生のうちに確実に取っておきましょう。
まとめ
修士論文を完成させるのは、とても大変だと思います。
私は社会人になってからも色々辛い思いはしましたが、大学院生活のほうが辛かったです。
そんな私でもなんとか卒業できたので、この記事が皆さんの救いになれば幸いです。皆さんも卒業に向けて頑張ってください。
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