SIerから憧れの社内SEへの転職してみた!【システムエンジニア】

仕事

大手IT企業のSIerとして3年間働いていましたが、ついに社内SEへ転職しました。

一般的にSIerはキツく、社内SEは楽と言われることもありますが、実際どうなのか比較していきます。

そもそもSIerと社内SEとは?

どちらもSE(システムエンジニア)の一種ですが、それぞれどのような職種なのか簡単に説明します。

SIerの仕事について

SIer(システムインテグレーター)は企業や官公庁などからシステム開発業務を受注し、システムを開発して納品するのが主な仕事です。

インフラ構築担当やプログラム担当など様々なSEが集まり、1つのシステムを作り上げます。私は管理チームだったので、全体の進捗管理や顧客とのやり取りが中心でした。

スケジュールに間に合わせないといけないので、どうしても残業が多くなってしまいます。

社内SEの仕事について

自社の各部署から要望を聞き、システムを構築し、運用・保守することが仕事です。

各部署がどのような仕事をしていて、どのような問題を抱えていて、情報システムを使ってどのように解決するかを考える必要があります。

メインの仕事は社内からの問い合わせ対応やシステム管理になります。

昔はシステム構築をベンダーに外注することも多かったようで、社内SEは楽なイメージを持たれていましたが、最近は自社開発も多くなり、社内SEもコードを書く機会は多くなっているそうです。

SIerと社内SEを比較

SIerと社内SEをいくつかの観点で比較してみます。

あくまで私の経験に基づくものなので、ご了承ください。


SIer社内SE
年収2年目で600万円
但し残業代込みのため、残業代を引くと社内SEとあまり変わらない。
年収はSIer時代より低い。
残業時間月40~80時間残業ほぼゼロ。
役職が上がると残業している人は多くなる。
有給の取りやすさ有給は年間20日付与される。
しかし忙しいため10日ぐらいしか取れず、有給が消失することも。
休日出勤も多い。
有給は年間10日ほど。
出勤日数はSIer時代とあまり変わらない。
福利厚生充実している。
家賃補助や自己研鑽のための補助金、カラオケや映画館の割引など。
家賃補助などの最低限の制度しかない。
部署異動全国どこでも異動あり。
個人の希望は基本的に叶わない。
会社の情報部門なので、部署異動、勤務地異動はない。
人間関係協力会社含めて、まともな人が多い。
会社方針による部の統合や分裂も多いこともあり、チームメンバーは変わりがち。
まともな人が多い。
但し、異動の概念がないため、もし苦手な人がいてもずっと一緒に働かないといけない。
顧客(仕事相手)こちら(ベンター)の立場が低いので、顧客都合に合わせて動くことが多い。システムが止まれば、深夜でも復旧作業に向かう必要がある。ベンダーに作業を依頼する立場になる。
どちらかというと社内の問い合わせ対応が多いので、SIer時代よりはプレッシャーは少ない。
社風会社としてはテレワークを推奨するなど、働きやすい職場作りを推進しているが、現場レベルには浸透していない。
コロナ渦でも毎日出勤。
会社として改革を進める風潮はあるが、現状維持を求める社員が多い印象。

SIerから社内SEに転職した感想

SIer時代の不満は、残業が多いこと、希望地で働けないことでした。社内SEになってその2点が解消されたので、現時点では良かったと思っています。

しかし業務で覚えることが多く、ベンダー任せにせずに自分たちでプログラミングすることも多いので、決して楽というわけではありませんでした。結局楽な仕事はないってことですね。

社内SEになろうと思っている人は、是非参考にしてみてください。

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