新卒入社で3年間勤めていた大手IT企業を退職しました。
なぜ辞めたのか、3年間勤めて感じたメリットやデメリットを通して説明します。
大手IT企業に勤めるメリット
年収は悪くない
年収は2年目で600万円ほどありました。
但しこれは残業代含めているので、基本給だけでみるとそこまで大した額ではなかったです。
商社やコンサルなど、もっと給料の高い会社はたくさんありますが、中小企業に勤める友人と比較すると高かったので、悪くはなかったと思います。
福利厚生が充実
福利厚生はめちゃくちゃ良かったです。
・若手は社宅に住めるので家賃をほとんど払わなくて良い。社宅をでても家賃補助あり。
・自己研鑽の補助金が毎年一定額出る。資格の受験料や参考書に使えるのはもちろん、PC購入やマッサージ、ジム代にも使える。
・資格取得すると報奨金が出る。
・外部の福利厚生サービスを利用できるので、カラオケや映画館を安く利用できたりする。
など、さすが大手といった感じでした。
大きな仕事が出来る
会社の規模が大きいので、それに伴い大きなプロジェクトに参加できます。
数年単位のプロジェクトで関係者も多く、自信の経験にプラスになります。
また優秀な人が集まって仕事をするので、勉強にもなりました。
大手IT企業に勤めるデメリット
残業が多い
これは部署にもよりますが、私は月平均50~60時間は残業していました。
お客様の都合に合わせて、プロジェクトの進捗に遅れが出ないように作業しないといけないので、当然定時では作業は終わらず、必然的に残業する必要があります。
場合によっては急遽休日出勤をすることもありました。
部署や勤務地の希望は叶わない
入社前に部署や勤務地の希望が聞かれますが、基本的に叶わない人が大半です。
初期配属で事業部が決まれば異動は難しく、勤務地も会社都合なので、自分の意思は反映されることはありません。
客先常駐は本社の恩恵を受けづらい
これはどういうことかというと、これまた部署によるのですが、本社のビルで働ける場合は、きれいなオフィスでフリーアドレスで快適に働けて、食堂を利用できたり、無料でコーヒーを飲めたり、様々な恩恵を受けることが出来ます。
しかし私のような客先常駐の配属になった場合は、あまりきれいとは言えない客先のオフィスで働くことになり、テレワークも出来ず毎日出勤することになります。
なぜ辞めたのか
一番の理由は勤務地です。
入社前は深く考えていなかったのですが、3年たっても全く希望の勤務地に戻ることができず、ずっと不満を持っていました。
仕事自体も残業が多く、興味のない業界の担当だったので、初期配属の時点でいつか辞めるつもりでいましたが、これ以上我慢しても仕方ないなと思い、3年の節目で転職を決意しました。
3年間でまとまったお金も貯まったので、無職でもしばらく大丈夫だなという心の余裕もありました。
まとめ
以上が大手IT企業を辞めた理由になります。
周りからは勿体ないと言われたりもしましたが、現時点では全く後悔していません。
かといって大手IT企業に入ったことを後悔しているわけではなく、優秀な人たちが集まる場所で成長でき、むしろ入って良かったと感じています。
どんな会社で働いたら良いのかは結局個人の価値観なので、皆さんも自分の価値観で職場を決めてみてはいかがでしょうか。
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